#017 気になるTech & Geospatial雑談 - 2026.07.30 🎧
Mac mini, Wokyis Retro Dock, ELEMNT, SHIRO, Fused, heyclicky, Geoscope, upandcoming, Autumnleaf, Kumoy
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Mac mini, Wokyis Retro Dock, ELEMNT, SHIRO, Fused, heyclicky, Geoscope, upandcoming, Autumnleaf, Kumoy
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こんにちは、Kirimotoです。「気になるTech & Geospatial 雑談」の第17回目です。この配信では、世界のGeospatialやテクノロジーのトレンドを追いかけつつ、日々使っているツールや個人的に「これは!」と思った話題について自由に語っていきます。
今回は、COG・Zarr・H3の仕組みを触って理解するFusedのビジュアライザ連作、リリースされたばかりのELEMNT、世界のデジタルツインを地球儀に集めたGeoscopeなど気になるGeospatialを紹介。TechではRiversideやAI音楽のSuno、画面をコンテキストにする音声入力のheyclickyに注目しました。後半は初代Macintosh風レトロドックのMac mini、おすすめ本『位置情報がつくる未来ビジネス』、大好きなAutumnleafの音楽、日常タスクの全自動化の進捗まで。初めて訪れたSHIRO本店では、あえて砂川に建てて創業からのストーリーを見せる空間に触れ、LLMの時代だからこそ思い入れやストーリーを語れることが大事になると感じた話もしました。
気になるGeospatial
インタラクティブ・ビジュアライザ連作 — COG・Zarr・H3を「触って理解する」作品を公開
FusedのMax Lenormand-sanが2026年7月に公開した、地理空間データの仕組みを「触って理解する」ブラウザ上で動作するインタラクティブ・ビジュアライザの連作。いずれもFused Renderで構築されている。1作目の「Cloud Optimized HTTP Request」は、COGをパン・ズームしながら、ブラウザが実際に発行するHTTP range requestと取得タイル・バイト位置・リクエストログをリアルタイムで実況表示するビューア。2作目の「An Interactive guide to Zarr」は、Zarrフォーマットの仕組みを矢印キーで進めるステップ形式で解説する。3作目の「Hexagon Lab」はH3ヘックスセルの挙動とトレードオフを the world / neighbors / hierarchy / count buildings / raster statistics / spot the change の6ステップで体感する構成で、ペンタゴンの存在やセルサイズのドリフトも扱い、複数の地域を題材に建物カウントやラスタ統計をヘックス解像度を切り替えながら試せる。
ELEMNT v0.0.1 — オープンフォーマット入出力とPMTiles配信の地理空間データプラットフォームがリリース
クラウドネイティブな地理空間データプラットフォーム「ELEMNT」の初回リリースv0.0.1が、2026年7月に公開された。データの取り込み、整理、タイル生成、配信という基礎部分に絞ったリリースで、公式リリースノートではGeoPackage、GeoJSON、NDJSON、Shapefile、FlatGeobuf、GeoParquetの6形式を、ファイルやzipアーカイブ、URLからインポートできるとしている。ただし、別の公式記事ではWebインポーターの対応形式としてKMLやMapInfo TABも挙げられており、対応形式の記載には一部食い違いがある。取り込んだデータは、組織、チーム、プロジェクト、コレクションという構造と、編集可能なスキーマやフォルダー階層で整理できる。任意のコレクションからPMTilesを生成し、タイルサーバーを運用せず、HTTP Range Requestによって必要なデータ範囲を読み出せる。配信にはOGC API Features Part 1(Core)とMapLibre互換のStyle JSONを利用でき、APIキーとサービスアカウントによる認証にも対応する。データはGeoPackage、GeoJSON、NDJSON、Shapefile、FlatGeobuf、GeoParquetとしてエクスポートでき、「open formats in, open formats out」を掲げている。Gitスタイルのデータバージョニングは2026年第4四半期、リアルタイム共同編集は2027年第1四半期のロードマップに位置付けられており、v0.0.1には含まれていない。ELEMNTは、GeoDebugやEarth Trafficを公開してきた地理空間・インフラエンジニアの小規模チームによって開発されている。公式GitHub Organizationには現在公開リポジトリがなく、ELEMNT本体の公開ソースコードは確認できない。early access期間中は全機能を無料で利用でき、正式な料金はまだ公表されていない。今後は2週間ごとのリリースを予定している。
https://elemnt.earth/
Geoscope — 世界の4Dシティ・デジタルツインを1つの地球儀に集約するWebサイト
世界各地の4Dシティ・デジタルツインへのリンクを、回転する3D地球儀上に集約したWebサイト。デジタルツインを持つ都市がホログラム風のオーブとして表示され、クリックすると各都市のツインサイトを開ける。公開中の都市へ移動する「Surprise me」ボタンも備える。人工衛星については、CelesTrakが提供するTLEをSGP4で伝播し、推定した現在位置を地球儀上に表示する。ISSの位置や軌道も確認できる。地球と宇宙の表示にはthree-globeとGlobe.glを使用しており、Three.js/WebGLを基盤とした構成。サイトはNetlify上で公開されている。2026年7月の閲覧時点で、Live扱いはHelsinki、Tampere、New York(nycsim)の3都市。Coming soonとしてMexico City、Istanbul、Tokyo、London、Singapore、Nairobi、São Paulo、Sydney、Cairoが掲載されている。
https://geoscope-4d.netlify.app/
気になるTech & ニュース
Riverside — AI搭載のリモート収録・編集・配信プラットフォーム
スタジオ品質のコンテンツを収録・編集・再利用・配信できるAI搭載プラットフォームで、Podcast、インタビュー、ウェビナー、ライブ配信、ソーシャルクリップ、動画マーケティングなどに対応する。収録は各参加者の端末上でローカルに行われ、収録中からクラウドへ逐次アップロードされるため、最終的な収録ファイルの品質が回線状況の影響を受けにくい。有料プランでは、最大4K映像と48kHzの非圧縮WAV音声を、参加者ごとの個別トラックとして取得できる。ゲストは招待リンクから参加でき、PCではアカウント登録やソフトウェアのインストールなしでブラウザから利用できる。編集には文字起こしと連動したテキストベースのエディタを備え、テキストを削除すると対応する映像や音声も編集される。主なAI機能として、ハイライトを自動抽出して縦長・正方形・横長の動画を生成するMagic Clips、ノイズ除去や音量調整を行うMagic Audio、30以上の言語へ音声と映像を翻訳して声やリップシンクを再現するAI Translation、文章を修正すると同じ声で音声を再生成するVideoDub、無音・言い淀みの除去、Eye Contact、Smart Layouts、AI B-roll、AI Show Notes、投稿文やブログ記事などを生成するAI Co-Creatorなどがある。一部の生成AI機能はAIクレジットを消費する。文字起こしは100以上の言語に対応し、最大99%の精度を公称する。結果はTXTまたはSRT形式で書き出せる。Podcastホスティングと分析機能はすべての有料プランに付属し、RSSフィードを通じてApple PodcastsやSpotifyなどへ配信できるほか、YouTubeへの公開にも対応する。OSSではなく、サブスクリプション型の商用SaaS。無料プランでは、一度限り合計2時間のマルチトラック収録を利用でき、最大720p・44.1kHz、ウォーターマーク付きとなる。シングルトラックの収録と編集は無制限で、Magic Clipsも利用できる。有料プランは年払い換算でProが24ドル/月、Growが34ドル/月、Webinarが79ドル/月。
https://riverside.com/
Suno — プロンプトから楽曲を生成しステムをDAWへ持ち込めるAI音楽サービス
テキストプロンプトから、ボーカル・歌詞・伴奏を含む楽曲を生成できるAI音楽サービス。公式サイトは「Make any song you can imagine」を掲げ、Web版に加えてiOS・Androidアプリでも提供している。曲の一部や歌詞を作り直せるSong Editor、音声アップロード、既存曲のボーカルやスタイルなどの特徴を保存して新しい曲に利用するPersonasなどの機能を備える。ステム分離には、最大12ステムへ自動分割するAuto Split、指定した楽器やボーカルとそれ以外の2トラックに分けるSplit from Mix、約100種類の楽器から分離対象を指定できるPremier限定のAdvanced Splitがある。最新モデルは2026年3月26日に発表されたv5.5。自分の歌声を登録して生成曲に利用するVoices、自作曲から自分専用のモデルを構築するCustom Models、利用傾向から好みのジャンルやムードを学習するMy Tasteが同時に発表された。プランはFree、Pro、Premierの3種類。ステム分離は有料プラン限定で、Advanced SplitとSuno StudioはPremier限定。商用利用権は、ProまたはPremierの契約中に新しく作成した楽曲に付与される。Suno本体はオープンソースではなく、ソフトウェアや基盤技術をSunoが所有するプロプライエタリなサービス。
https://suno.com/
Capsomnia — Caps Lockを閉じたMacBookのスリープ抑止スイッチに変える
Caps Lockを「閉じたMacBookでも作業を止めないための物理スイッチ」にする、小さなmacOSメニューバーアプリ。Caps Lockをオンにするとシステムのスリープ抑止が有効になり、オフにすると通常のスリープ動作へ戻る。状態はCaps LockのLEDでも確認できるため、メニューバーを見なくても判別できる。蓋を閉じたままAIコーディングエージェント、SSHセッション、ビルド、ダウンロードなどのローカルジョブを継続できる。「蓋を閉じたら画面をオフ」の設定は既定で有効になっており、Capsomniaの動作中に外部ディスプレイが接続されていない場合は、処理を継続しながらディスプレイだけをスリープさせる。
heyclicky — 画面をコンテキストにする音声入力(screen-aware dictation)をリリース
macOS向けAIアシスタント「heyclicky」に追加された、画面の内容をコンテキストとして利用する音声入力機能。heyclicky本体はホットキーを操作すると画面を認識し、声で質問すると作業を案内したり、画面上に図形やポインターを描いて対象を示したりする。「heyclicky agent」と呼びかけると、タスクを実行するエージェントも起動できる。今回の告知では、まず約450ミリ秒という高速な音声テキスト変換を構築した上で、画面をコンテキストとして使う「screen-aware dictation」へ発展させたと説明している。話した内容をそのまま文字にするだけでなく、画面の状況を踏まえて文章を生成でき、Claude Codeで次のプロンプトを書かせたり、Gmailでユーザーの普段の口調に合わせた返信を作成したりする例が紹介されている。料金はFree、Pro、Maxの3段階。月払いではFreeが0ドル、Proが月額20ドル、Maxが月額100ドルで、ProとMaxでは音声入力を無制限に利用できる。エージェント利用枠はFreeが月25メッセージ、Proが150メッセージ、Maxが1,000メッセージ。年払いには20%割引も用意されている。プライバシー面では、画面を常時監視するのではなく、ホットキーを操作したときだけスクリーンショットを取得し、スクリーンショット自体は保存しないとしている。一方で、処理に必要なスクリーンショット、文字起こし、プロンプトはバックエンド経由で外部のAIプロバイダーへ送信される。また、文脈を維持するための基本的なテキスト要約は保持される。
https://www.heyclicky.com/
気になるイベント
デザインシステム勉強会 @ 東京 (7/31)
みんなで持ち寄りハンズオン会!@札幌 (8/1)
Songmuさんに聞く!ベテランエンジニアならではの自己アピール・強みの見つけ方 @ オンライン (8/4)
【BetterAuth】今TypeScriptで開発するなら、認証は何が正解?認証ライブラリの最適解 @ オンライン (8/4)
『SUUMO』の裏側!データサイエンティスト・機械学習エンジニアが挑む、「AI時代」のプロダクト開発 @ オンライン (8/6)
気になるツール & ガジェット
Mac mini & Wokyis Retro Dock
概要
Mac miniはAppleのコンパクトなデスクトップで、M4/M4 Proチップにより小さな筐体で高い処理性能を発揮する。Wokyis M5はそのMac mini専用のドッキングステーションで、1984年発売の初代Macintosh 128Kをモチーフにしたレトロな外装が特徴だ。前面には実際に使える5インチHDディスプレイ(1280×720、約290ppi)を内蔵し、通知の確認やアプリの監視表示に活用できる。USB-A、USB-C、SD/microSDカードリーダー、3.5mmオーディオジャックに加え、背面には最大8TBまで対応するM.2 NVMe SSDスロットを備える。見た目と拡張性を同時に満たす一台。
おすすめ本
位置情報がつくる未来ビジネス
概要
2014年刊『位置情報ビッグデータ』の全面改訂版で、インプレス NextPublishingから2026年4月24日に発行された。準天頂衛星「みちびき」以降の高精度測位を起点に、位置情報がAIやロボティクスと融合し、人流データ活用が産業全体へ広がる現状を整理する。歴史と2030年展望、市場とプレイヤー、プライバシー保護、衛星・屋内測位などの基盤技術、デバイス、先進事例までを網羅し、業界のキーパーソンへのインタビューも収録。位置情報を人・モノ・都市の動きを可視化するサイバーフィジカルシステムの基盤データと位置づけ、次世代のITビジネスを構想するために必要な知識を俯瞰できる一冊。
おすすめ音楽
upandcoming
dry river string
Autumnleaf
日々のこと
テック
スターターの自動アップデート検証
Mac miniの環境構築
日常のタスク自動化をトライ中
日々のルーティンの自動化進んできた
出張精算自動化
イベント
MIERUNE BBQ #19に参加
Open Talkの4回目開催
MIERUNE
SORACOMさんのWorkshopを札幌オフィスで開催
Kumoyにラスター機能が追加
東京出張
思ったより涼しかった
チェックインしようと思ったらホテル間違えてた
2しんぱち
Podcast出演したのが公開
雑多
東京出張前後で謎のセキ
今週末からアメリカ行きます
初のSHIRO本店。空間とストーリー良かったです
3年ぶりくらいのメープルロッジ。相変わらずディナー最高でした
Open Talkの5回目配信します!
日常の気になる話題やおすすめについて、グループでゆるく自由に語るOpen Talkという企画を始めてます。
次回は3週間後の8/20(木)開催です。
ゲストとして一緒に話してみたいかた募集中です!




































